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T-岡田の打法 [打撃理論]

オリックスのT-岡田 選手は今シーズン30本以上の本塁打を打って、見事ホームラン王に輝いた。

去年までの成績から考えると驚くほどの才能を開花させた。
その進化できた要因は、やはり「ノーステップ打法」を取り入れたからであろう。

日本人の野球選手は、足を上げたり、すり足など、ステップをしてタイミングをとる。
この動作は、投手の投球モーションに合わせて軸足(捕手方向)に体重を乗せる。
そして体重を乗せることでパワー貯めて、ミート時にボールにそのパワーをぶつけるのである。

日本人のバッターは、メジャーの選手より体が小さいため、ステップを行い、全身を使ってバット振らないと長打にならない。
一方、メジャーの選手は上半身、下半身の筋力があり、ノーステップでも柵越えできる力がある。

ノーステップ打法は、足を上げたりする動作をしないでタイミングを取る打法である。

どうやってタイミングを取るのかと言うと、構えからスイングに入るまでの間に歩幅は変えない(ノーステップ)で股関節を柔軟にして、ピッチャーの投球モーションに合わせてキャッチャー寄りの足に体重を乗せるのである。

ノーステップ打法でも、バッティングにおいて大事なのは重心移動であることを忘れないでほしい。

特徴としては、足を上げる打法より身体の並進移動が少ない分、目線のブレを抑えることができる。
目線のブレが抑えられれば、ミート率は上がり、変化球へも対処しやすくなる。

先ほど、日本のバッターはステップをするなどの全身を使った動きを使う必要があると説明したが、T-岡田の場合、身体能力が高く、ノーステップでも長打力があるため、今シーズン結果が出せたのだろう。
また、それだけではなく、ノーステップ打法を取り入れるために並々ならぬ練習をしたという事実も忘れないでおきたい。

ただ、T-岡田のようなパワーはなくとも、高校野球など金属バットを使用するなら、ちょっとミートするコツさえわかっていれば長打が打てる。
すなわち、身体が小さい選手でもノーステップ打法は比較的取り入れやすいのだ。

この打法を取り入れれば、長打も打て、ミート率も向上する確率は高い。
ぜひ参考にしてみてほしい。
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