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斎藤佑樹と大石達也のピッチング [投球理論]

先日、東京六大学野球の優勝決定戦を神宮球場に観戦しに行って来た。
伝統的な早慶戦ともあって観客は満員。

その日の夜に行われた日本シリーズ 中日VSロッテの試合よりもテレビ視聴率が高ったというのだから、いかに人気があったのかがわかる。

人気の要因は言わずと知れた、伝統的な早慶戦だから、というだけではなくハンカチ王子こと斎藤佑樹、大石達也、福井優也のドラフト1位トリオの誕生も影響しているだろう。

試合は初回に早稲田が3点を先制、斎藤は8回までノーヒットノーランのピッチングを披露した。
斎藤のピッチングを観ての感想だが、変化球のキレが良く、打者をゴロで打ち取る、三振で切り抜けるという投球が光っていた。

斎藤の投球スタイルは直球で押していくわけではなく、変化球で相手打者を翻弄する。
その投球スタイルがプロで通用するかと言えば、おそらく通用するであろう。

しかし、斎藤のピッチングを観てやや後ろに体重が乗ったままでボールを離しているのが気になった。
また、右足の使い方として、勢いよく蹴りだされていないのが見られた。
プロで通用せうるためには、もう少しその部分の改善が必要であると思われる。
あとは、どの球種でも同じフォームで投げなければ、見極めの良いプロの打者を手玉には取れないだろう。

これらの事は、高校から注目され続けて期待どおりここまでやって来れた斎藤なら修正可能である。
ぜひ今後の日本ハムファイターズでの活躍を期待する。

さて話は早慶戦に戻るが、8回に斎藤が5失点で降板してからは、西武ライオンズの今年のドラフト1位の大石達也がリリーフで登板した。
大石のピッチングについてであるが、大石は斎藤に比べてとにかく球の球威・スピード・ノビがある。

リリーフであるため全力投球で投げていることも考慮しなければならないが、それでもストレートには力があった。
またテンポも良く、慶応のバッターは大石のテンポにはついていけなかった。

プロで通用しそうな素質を十分に持ち合わせていると感じた。
しかし、少々荒削りな部分もあるため、そこは今後の彼の成長に期待したいところだ。

最後に、二人の投球を比較すると対照的であると考えられる。

斎藤は投球スタイルや技術がほとんど完成されていて、先発として試合も作れる。
2011年のプロ野球では、持ち味の安定感が強い武器になるであろう。

大石はまだまだ未完ではあるものの、これからのさらなる大きな成長に期待出来る選手である。

将来、プロ野球選手を夢見る野球選手は以上の二人のピッチングスタイルで学べる部分があれば積極的に学んでほしい。
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